10pipsスキャルピング手法で毎日安定利益を得る方法
1日10pipsだけで良いから稼げるようになりたい。
10pips稼ぐために必要なテクニカル知識がしりたい。
たった10pipsを稼ぐことは難しくないはず、そんな風に考えている方はFXトレード初心者でありこの後の記事を読みめんどくさいと思うようであればFXを続けることはまず無理だと思いますのでFXはやめましょう。
10pips絶対稼げる裏技的な場所が相場には隠れている筈‼
そんな事を考えていた時期が俺にもあったなぁ。。
10pips稼ぐ難しさ
FX分析「原則原理」とは解説
FXスキャルピングテクニカルの分析方法
スキャルピングでの注意点
月100pipsは難しい??
1日10pipsがどれぐらい難しいか現実をまず知ろう
FX初心者は1日に必ず10pipsプラスで終わることを目標にしがちです。
かなり難しい目標であり、プロでも負け越す日があることを知っておきましょう。
そもそも1日10pipsプラスを目指すこと自体が間違いです。毎日10pipsプラスで稼いでいけるのであれば
1万通貨で取引している場合であれば毎日1000円稼いでいることになります。
これを複利運用していく場合で資金10万円だった場合
約4.5か月後には資金が倍の20万円になります。
そして取引量も倍の2万通貨になりまた4.5か月後に倍の資金40万円になります。
FXはここまでスムーズに資金が増えることはまずありえません。
なぜならば自分がチャートを見ながら考えて作った手法にはその時の流れが色濃く反映されており、過去で通用していても将来通用しなくなる可能性が大きいためです。
大事なことはFXの「原則・原理」を理解したトレードでその時の期待値などを考えてトレードを繰り返すことです。
FXの原則とは【取引量が偏る方向に動いていくこと】です。テクニカルなところでいえば「ダブルの圧力」などが解り易い例です。
FXの原理とは【一定の規則や波動で相場は動いている】ことです。テクニカルなところでいえば「ダウ理論」「パターン分析(三尊やダブルトップなど)」
1日10pips狙えるポイントは何度もあるため、勝率が60%以上でFXの「原則・原理」をもとにトレードを行う手法であれば月に200pips以上は狙えます。
1日必ず10pips稼ぐことを考えるのは「雇われ作業員」の考え方です。1日拘束され働けばその日の日給が確保されるという考え方であり、FXトレードでの考え方ではありません。
1日10pips抜く攻略法は高勝率ではなくトレード回数と期待値
多数の人が10pips確実に獲れる場所を探しています。
しかし前途した様にFXトレードは勝率が高い場所を探すのではなく、「原則・原理」を理解してトレードを繰り返し行い
期待値が高い場所でポジショニングを行わなくてはいけません。
1日10pips獲ることを考えているならばトレード回数は5回以上は必要です。
しかしテクニカル分析が出来ない人が多く期待値を追えることも出来ないため、トレード回数を重ねることによって
まず間違いなく資金を減らすことになります。
FXは高勝率を探すゲームではなく、期待値がある方向を間違えないよう勉強しスキルアップを目指すゲームです。
10pipsスキャルピング手法【戦略準備】
10pipsぴったりを目指すのではなく、10pips以上は利益が狙えそうな値幅があるときに仕掛けることで
10pips獲得は達成できます。
そのためにはまずFXの「原則・原理」を理解しそれに則った手法が必要です。
さらに自身の生活スタイルや性格に合うトレードスタイルを自身で模索することも重要です。
中でもスキャルピングであれば自身に適した時間足を知ることがもっとも重要です。スキャルピングで意識されている時間足は15分足だとされています。
自分自身にあった手法を自分で作り出すことでも良いですし、この後の手法を参考にトレードしても良いです。
なんにしろ手法作成の前に正しい知識が必要です。
正しい知識を身につけてトレード戦略を組み立てていく事が重要です。
10pipsスキャルピング【テクニカル分析】
10pipsスキャルピングに必要なテクニカル分析でお勧めな方法は「ボリンジャーバンド」を使う事です。
10pipsであれば主要となる時間足は5分足か15分足となります。
スキャルピングなのでテクニカル分析として確認する時間足の順番は
4時間足⇒1時間足⇒15分足⇒5分足の順番で確認足ていきます。
そしてそれぞれ下記の項目をチェックしていきます。
- ダウ理論でどのタイミングなのか?(ダウ理論を下にトレンドラインを引く)
- 反応している価格帯はどこなのか?(上位足)
- ボリンジャーバンドでの形はどのようになっているのか?
- 下位足でエリオット波動
この3項目を4時間足から順番に確認していきます。
これらを確認することによって5分足や15分足でエントリーのタイミングが来たとしても上位足でエントリーポイントから逆行する節目が予想できる際は見送ることが出来、危険なエントリーを回避することに繋がります。
では実際に4時間足からテクニカル分析を行ってみましょう。
目標値は10pipsなので4時間足ではローソク足とボリンジャーバンドの形や中央線の位置を確認するだけになります。
直近ですでに反発がありそうなラインは青と赤のラインですでに価格は青に到達している状態
全体の流れはBBバンドでは緩やかな上昇傾向だとわかるのでエントリー自体は買いでも売りでも仕掛けられそうな相場になっている
1時間足ではBBバンドは完全なレンジ状態にある。
スキャルピングなのでボックス上限からの売りを狙えそうな環境
*4時間足で強い上昇のエクスパンション中なら逆にボックスブレイクを狙うことになる
15分足ではBBバンドがエクスパンションをしており上昇に勢いがある状態。
4時間足でひいた水平線の青いラインで反発しだしているが、このまま突き抜けていくか様子見が必要な場面。
BBバンドが収束してきているので、ここから再度上昇するためのパターンを作るのか
あるいはトレンドラインを割ってくるのかがポイントになりそうな場所。
トレンドラインでの押し目買いは4時間足や1時間足を分析した結果見送ることになる。
この様にテクニカル分析は必ず上位の足から状況を判断していくんだ。なぜなら小さい時間軸で作るテクニカルよりも大きい時間軸の方が取引量が大きいからだ。
ボリンジャーバンドを使用した手法はこちらもどうぞ
シリーズ通貨を把握しておく
FX取引で重要視されている「相関・逆相関」があります。
簡単に言えば同じような動きをする「通貨ペア」があるということです。逆相関はこの逆です。
そしてスキャルピングで最も重要視しておきたいのが「今」どのシリーズで通貨が動いているのかを把握しておくことです。
例えば全ての円がらみの通貨ペアが軒並み上昇しているのであれば「円シリーズ」で動いている。といったようなことです。
自分がどの通貨ペアでポジションを持とうとしているのかというときに役立つ1つの指標になります。
シリーズ通貨をしるためには複数の通貨ペアをそれぞれ見なくてはなりません。しかし1つ1つそれぞれの通貨ペアを確認していては大変なのでシリーズ化したチャートを保存しておくと画面が1つしかなくても簡単に確認できるようになります。
MT4であれば「チャートの組表示」に表示させたいチャートを保存・呼び出しができ便利です。
複数ディスプレイがある場合でも全ての通貨シリーズを表示させておくのは枚数が必要なので殆どのトレーダーが活用している「チャート組表示」になります。
取引時間帯はヨーロッパ時間~ニューヨーク時間
10pips手法であればスキャルピングなので効率よく稼ぐにはボラティリティが高いヨーロッパ時間からニューヨーク時間の間に取引を繰り返すことが最も効率的です。
16時頃からヨーロッパ時間が始まります。この時の動きとして特徴なのがロンドン市場が始まる前のアジア勢の手仕舞いが起きやすいという事です。
そしてヨーロッパ時間になれば新しくヨーロッパ勢がなだれ込んでくるため、それまでの東京市場とは違う流れが起こる可能性があります。
またヨーロッパの各経済指標もこのタイミングで発表されることが多く、その結果によっては為替が大きく変動することがあります。
ニューヨーク市場が開くのが21時ごろからで21時~2時までロンドン市場と重なるのでこの4時間が1番活発に取引が行われている。
0時にはロンドンフィックスがあり一瞬相場がどちらかに大きく動くことがあるのでスキャルピング勢は要注意だ。
実は4時間足が確定する18時と22時は騙しが起こることが多い。5分足チャートなどで18時前にブレイクした勢いが戻され18時後に逆側に伸びていく事がある。
この時4時間足は髭として処理されている。(ピンバーなど)
10pipsスキャルピング手法【流れの変わった場所を狙う】
せっかくなので上記の【テクニカル分析】その後を見ていきましょう。
状況的に
- 4時間足緩やかな上昇
- 1時間足レンジ状態
- 15分足上昇エクスパンション
- 5分足BBバンド収束中
でした。そして狙っているのは1時間足上限での売りスキャルピングです。
これを4時間足で引いたラインや1時間足での高値上限で下位足の上昇の流れが切り替わった時にショートでポジションを取りに行くことになります。
4時間足で引いた水平ライン(赤)にあたり、ニューヨーク市場が始まると同時に、それまでロンドン市場で上昇していた相場の買いポジションの整理とニューヨーク勢の新規参入で下がる場面が予想できる場面です。
テクニカルでは上記で説明している通りレンジ上限でのショートを狙える場面だったので時間帯と上手くかみ合った場面となっています。
テクニカルではしっかりと反転したことを分析し、その後のロールリバーサルでショートポジションを取り10pips獲得しています。
相場の波が切り替わる場面だけを限定した相場環境で取引をする手法はこちらでも詳しく解説しています
10pipsスキャルピングでの注意点
10pipsを狙ったスキャルピングだけに限らず「スキャルピング」手法全般に言える注意点があります。
ロット数の調整と資金管理です。
恐らくスキャルピングでは殆どのトレーダーが1ポジションだけで行う取引になっている筈です。さらに少額資金から始めるトレーダーが大半ですのでスキャルピング取引で複利を利用しある程度資金が大きくなるまで無茶なロット数で取引を繰り返してしまいがちです。
取引で積み上げた資金も1回2回の負けで大ダメージを負ってしまうほどの無茶苦茶な資金管理になっていることが
スキャルピングで稼げていない理由になります。
手法の確立や勝率の前に資金に対して適正なロットで取引することが大切です。
スキャルピングをギャンブルと割り切って取引をすることは悪ではありませんが、その精神状態で10万円を1000万円や1億円にまで膨らませることは技術があるトレーダーでも一握りだけです。
まずは稼げていない事を手法のせいではなく1回や2回で心にダメージを負ってしまうような高ロット取引は避けましょう。
よくある質問
- FXのスキャルピングは何pips狙うのが良いのですか?
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何pipsを狙うといったpips固定で決済する事は相場状況が読めないトレーダーの考え方です。常にその時の状況に合った利確幅や損切り幅を予測しポジションを持ちます。
- スキャルピングトレード1日の目標は?
-
目標は個人によって変わります。1通貨ペアだけを繰り返しトレードを行う場合はロンドン市場~ニューヨーク市場にかけて5回ほどスキャルピングトレードできる機会があります。勝ち負けを繰り返し合計で10pips~20pipsが目標になります。
- 10pipsでいくら稼げますか?
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10pipsとは0.1円幅であり100pips が1円幅になります。1万通貨で取引をした場合10pipsの変動で1000円の利益か損失になるという事です。
- スキャルピングのコツはありますか?
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主要通貨で取引をする(USD,JPY,EUR,GBP,CHF)。ボラティリティが大きくなるロンドン,ニューヨーク市場で取引をする。FXの【原則原理】をもとに手法に一貫性を持つ。大きい時間足もチェックする。
10pipsスキャルピング手法まとめ
- 10pips スキャルピングは一日に小さな利益を重ねる手法
- 少ない時間での取引に最適
- 初心者には難しい目標かもしれないが、習熟すれば毎日安定した収益が見込める
- テクニカル分析を短時間で行う技術が要求される
- 一日10pipsの利益目標設定が基本
- 為替の小さな変動を利用した取引が中心
- FXの「原則・原理」を理解することが成功の鍵
- ボリンジャーバンドなどのテクニカルツールが有効
- トレードは主にヨーロッパ時間〜ニューヨーク時間に集中
- 複数の通貨ペアの相関関係を理解することが重要
- 期待値の高いポジショニングを心がける
- 日々の取引で一定のルールを設けることが効率的
- 適切な資金管理とロット数の調整が必須
- 相場の小動きを活かしたスキャルピング戦略を展開
- 細かな価格変動を利用した短期売買で利益を出す
- 相場環境の理解が深まれば、利益獲得のチャンスが増える
- 継続的な市場分析と反応速度がトレード成功の要
- スキャルピングにおいては、速い判断と行動が求められる