adxだけで勝てるか検証してみたADX最強スキャルピング
AverageDirectionalMovementIndex略して「ADX」
人気の高いインジケーターの1つです。
このインジケーターだけでFXトレードした時に収益はどれほどになるのか検証してみたいと思います。
- ADXindicatorだけで勝てるか
- ADXの使い方
- ADX手法の解説
- ADXと相性が良いindicator
- ADXスキャルピングトレード戦略まとめ
ADXだけで勝てるのか検証結果
早速ですが検証結果だけとりあえずお伝えします。
10日間ニューヨーク市場。USDJPYペアだけでスキャルピングした結果です。
個人的にADXだけで勝てるわけないと思っていたのですが良い結果が出ました。
検証期間は短いのですが参考になるかと思います。
通貨ペア | USD/JPY |
トレード回数 | 11回 |
獲得pips | +92.1 |
勝率 | 72.73% |
期間 | 4/1~4/12まで、土日挟むので稼働日数は10日間 |
市場時間 | ニューヨーク時間 |
はっきり言ってADXでの数値だけでトレードしても勝てません
ADXを参考にトレード戦略を組立てトレードする必要があります。
検証結果の良し悪しでインジケーターの質が決まるわけではないが参考になる結果だな。
ADXの使い方や手法を解説していくぞ
ADXとは【AverageDirectionalMovementIndex】の略
ADXトレンドの基本説明
ADXとはAverageDirectionalMovementIndexというインジケーターの略称です。
AverageDirectionalMovementIndexは
【ADX】【+DI】【−DI】
この三つで構成されたインジケーターです。
その中で【ADX】数値はトレンドの有無や強弱を示した数値になっています
ちなみにDMI「Directional Movement Indexの略」もADXindicatorと同じインジケーターだぞ
ADXと+DI、−DIとの関係
ADXはトレンドの強弱。+DIは上昇、−DIは下降を表している。
一般的にADXが20以上の場合トレンド発生とみなしその時にどちらのDIが上にあるかで
上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを見分けることが出来る。
期間はデフォルトの14で大丈夫だ。数値を変えたからと言って勝てるようには絶対ならないぞ
ADXの設定値と表示方法
ADXはMT4やMT5に最初から搭載されているインジケーターだ。
表示方法は「挿入」⇒「インジケータ」⇒「トレンド」⇒「Average Directional Movement lndex」
ADXレベル20以上が強いトレンドを示すので、インジケータ編集でレベル表示に20を追加しておこう。
次はADXスキャルピングの手法トレードをチャート画面を見ながら解説していくぞ
ADXだけで勝てた最強スキャルピング
今回はtradingviewのリプレイモードで検証した場面を解説していく事になります。
使用したインジケーターは【MA ADX】【ADX】の二つになります。
簡単にインジケータの説明をすると【MA ADX】は+DIか−DIのどちらかが「ADX MA Active」(トレンドの強弱)
数値18以上でMAの色が変わります。
※MA ADXはtradingviewにしかありません。
【ADX】はサブの方に表示させるトレンドの強弱を表します。検証での手法ではレベル20以上が1つのエントリー条件の要素になっています。
ADXスキャルピング1回目
4月1日ニューヨーク時間が始まり【MA ADX】が相場が上昇したことによってMAが緑に変化しました。
その日、ニューヨーク市場前の最高値を更新した動きだったので押し目買いはそのライン付近まで戻されて買いエントリーになります。
ADXも20以上の数値でありこの条件もマッチしています。
引きでチャートを見てみるとよくわかります。
利確位置はその日の最高値更新のエントリーでもあったので前日や前々日の最高値があればそこを目標にします。
(〇)の部分
損切りは直近安値に置いておき、MAを割れたあたりのプライスアクションで成り行き損切りします。
ADXスキャルピング1回目のトレードは+10pipsで勝つことが出来ました。
ここでADXスキャルピングのトレード戦略に必要な要素や条件をまとめておこう
- MA ADXの色方向に「押し目買い」&「戻り売り」
- ニューヨーク市場開始で出来るトレンド(ロンドンからの継続トレンドは見送る)
- 必ずニューヨーク市場が始まるまでの最高値&最安値を引いておく
- 戻りポイントはMAより下ではいけない(押し目買いの場合)
- 損切りは直近最安値、MA割れでローソク足プライスアクションで成り行き損切り
- 利確位置は欲張らない最高値か前日前々日の最高値あるいはもっと前のレジスタンスラインを参考にする
- 目標に届かずダラダラしている相場になってい待った場合成り行きで決済する
- 時間足は5分足(上位足確認は一切しない)
- エントリーはローソク足が確定するまで待つ
このルールのもとトレード戦略を組みADXスキャルピングしていくぞ
ちなみに上位足を確認しない理由はADXindicatorというのはその時間足での強弱に反応しているので、スキャルピングならその初動に少し乗るだけでいいからだ。
機械的にトレードしていきたいので上位足の状況はすべて無視だ。
ADXスキャルピング2回目
二回目のスキャルピングは4月2日ニューヨーク時間、直近のレジスタンスラインを戻りポイントとして狙い売りエントリー
すぐ下にその日の最安値ラインがあるが利確ポイントとして近すぎるのでもう一段下の前日の揉み合い場所を参考に利確目標値に設定し、損切りは直近高値に置いておく
その後目標値にまで届かずに時間的にも深夜を回りボラが小さく動きも鈍くなってきたため+6.9pipsで撤退
ADXスキャルピング3回目
4月3日「押し目買い」の場面。ニューヨーク市場が始まり、ボラのない(MA ADXはグレー色)とこから上昇に転じその日の最高値をブレイクしてきた
その後押し目ポイントとして最高値ブレイクライン付近で髭先に反応していたので買いエントリー
その後は順調に伸びていき+11.2pips
最高値&最安値ブレイク後のエントリーの利確位置は必ずチャートを引きで見ておおよそ10pips以上の幅で気になる位置を目標値にするんだぞ。
ADXスキャルピング4回目
毎度おなじみニューヨーク時間初動からトレードになります。
最高値からニューヨーク市場開始で下降しだし、MA ADXも下降シグナルになり(MA赤色)
戻りポイントは直近レジスタンスラインのローソク足実体あたりで売りエントリー
その後20分で目標値に到達し+12.6pips
毎回これぐらい楽にトレードが短時間で終われるならFXトレード兼業の方も楽になるのにと思う。
ADXスキャルピング5回目
4月5日、最高値からニューヨーク市場が始まり「N」波動で落ちてきている。
戻り売りポイントはとても解り易い。
しかしローソク足が確定するまで待つといったルールがあり待っていると
いろいろぶち抜いてトンデモナイ火柱が発生(ローソク足の色は個人的に昔からこのスタイルです。違和感あると思いますが)
エントリーは見送りになり。逆に最高値付近まで戻ってきたら押し目買い出来る場面となりました。
その後価格は押し目買いポイントまで落ちえきましたがMA ADXが売りシグナル(MA赤色)となってしまったため押し目買いは見送り
今度はMA付近まで価格が戻れば「戻り売り」を狙う場面となりました
とおもったら、またもや今度はMAが上昇シグナル(緑色)になり売りエントリーは見送りになりました。
時間も深夜に入っていたのでこの日はノートレードで終わりになりました。
ADXスキャルピング6回目
4月8日、6回目のトレードです。
この時はニューヨーク市場開始時に売りの方向にボラティリティが増加し最安値を更新しました。
MAから結構離れた位置でのショートエントリーになりましたが、直近高値までそこまでpipsは離れていないので
最安値でのラインまで戻って売りになりました。
その後は予定していた利確位置まで伸び、+11.5pipsとなりました。
ADXスキャルピング7回目
ロンドン市場から継続して下降トレンドでした。
しかしニューヨーク市場始まる前に少し揉み合いを見せ、MAが緑になりました。
ニューヨーク市場が始まり再度下降トレンド発生し、レジスタンスラインまで戻りを待ち売りエントリーになります。
下降トレンドの発生初動と同時に最安値も割り、すぐに戻されているので怪しいエントリーになりますが。条件通りにトレードした結果何とか勝つことが出来ました。
MAを上に割った感じありますが、MA割れでのプライスアクションで切るかの継続するのかを決めるのですが
今回は何とかプライスアクションとしては上髭がMA付近で続いたので、トレード継続しています。
結果は+8.3pipsでした。
利確位置は前日の押し目付けた場所が気になるラインでしたので、近いですがこの辺を利確位置としました。
ADXスキャルピング8回目
この日はニューヨーク市場開始時に指標があったのか最高値を大きく上回る動きをしました。
押し目ラインまで大きく落ちてきましたがローソク足確定を待っていると下髭で戻されてしまいました。
確定足でエントリーすることになるので勝てるかどうか微妙な位置でエントリーすることになってしまいました。
しかし強い上昇でそのまま上に行かれても入る場所がなくなってしまうのでエントリーしました。
まだ下がる余地はあったので分割でエントリーするのも1つのやり方です。
その後は高値付近にまで再度上昇してくれたのでここで利確になります。
ボラティリティが大きいのでこれでも+29.2pipsです。
指標などで大きく動くときは欲張らずにこまめに利確するのがスキャルピングのコツです。
指標などの重要度が高い経済指標はトレードしないという人も多いがサクッとスキャルピングする分にはそこまで怖くないぞ
ADXスキャルピング9回目
ニューヨーク市場開始時に下降シグナルになり戻し売り場面です。
00ライン割れとMA近くということもありサクッと勝てるかと思いましたが、負けました。
売りで入った後、すぐにMAを上に抜け、さらに下髭付けて陽線が連続したので成り行きで損切りしました。
−8.1pipsでした。
同日、負けトレード直後の大陰線が発生しまたしても戻り売りチャンスとなりました。
「損切りしなければ」という感情はこういった場面で思ってしまう事ですがルール通りの損切りは資金の命綱ですので必ず守り抜きましょう。
売りで入った後は、ダラダラとした相場になり最安値を割る勢いもない一番いやな時間でした。
結局MAを上抜けし、陽線が連続したので成り行きで損切りになりました。
−3.2pipsでした。
トレードを二連敗したとしても熱くならず、ボラがなくなればさっさと寝よう
ADXスキャルピング10回目
戻り売りの場面です。ニューヨーク市場初動です。
水色のラインで戻り売り予定です。
しかしさらに1段下に下がり1段下のレジスタンスラインで上髭を作ったので再度レジスタンスラインに戻されたら売り予定になりますv。(紫のライン)
売りで入った後すぐにその日の最安値で利確されました。
+22pipsでした。
同日、最安値をさらに下抜けし、最安値ラインまで戻ってきた場合売りになります。
1度MAを上抜けしましたが陰線連続し直近安値で利確できるかと思いきや
安値まで伸びず踏み上げてMA上抜けしたので成り行き損切りになりました。
−8.3pipsでした。
通貨ペア | USD/JPY |
トレード回数 | 11回 |
獲得pips | +92.1 |
勝率 | 72.73% |
期間 | 4/1~4/12まで、土日挟むので稼働日数は10日間 |
市場時間 | ニューヨーク時間 |
10日間だけの検証だが、なんとなくADXを使用したトレード戦略は理解できたんじゃないか?
押し目買い戻り売りが基本の手法だな
ADXindicatorを使用した手法を紹介したが、次はそのトレード戦略に便利なインジケータを紹介するぞ
ADX手法と相性のいいインジケータ
Sessions on Chart
Sessions on Chartは各市場時間を色分けしてくれるインジケータです。
ADX手法ではニューヨーク市場開始時にトレードすることが多かったのであると便利ですね。
デフォルトでは日本時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間で色分けされてあります。
zigzag support&resistance multi timeframe levels [LM]
zigzag support&resistance multi timeframe levels [LM]は自動でレジスタンスラインを引いてくれるインジケーターです。
zigzagを参考に作られたようです。
Range Ultimos 2 dias
Range Ultimos 2 diasはシンプルに前日と前々日の高値と安値をライン表示してくれるインジケータです。
利確位置やブレイク位置など様々な理由で必ず意識されるラインです。
それぞれtradingviewで使用できます。
FX歴1年未満にはうれしいインジケータだな
ADXインジケータを信じ過ぎない事
どんなインジケータにも共通して言えるのは
indicatorを信じ過ぎない事です。
相場環境にぴったり合うときもあれば、まったく合わずになかなか勝てないこともあります。
1番大切なことは相場に対しての分析力です。
分析力とは大衆心理を予測することになります。他にも大口投資家の癖や動きを経験で覚えていく事も分析力です。
ADXではトレンドの強弱を表していますが。何故トレンド発生したのか?
何故ボラティリティが無い状態なのかを考え理解しておく必要があります。
そうしているとこのトレンド発生は少し怪しいなといったような考えも出来るようになれます。
adxだけで勝てるまとめ
- ADXは「Average Directional Movement Index」の略称であり、市場のトレンドの有無やその強さを数値で示す。
- 本検証はニューヨーク市場での10日間の取引データを基に行われた。
- 使用された通貨ペアはUSD/JPYで、このペアのみでスキャルピングが試みられた。
- トレードは合計11回行われ、それぞれの取引の成果が詳細に分析されている。
- 獲得した総pipsは+92.1pipsで、各トレードの結果が具体的に記述されている。
- この期間の勝率は72.73%であり、高い成功率を示している。
- ADXを用いたスキャルピング戦略について具体的な手法が解説されており、トレーダーに有益な情報が満載である。
- 主に使用されたインジケーターはMA ADXとADXで、これらがトレードの判断基準として機能した。
- トレードのタイミングとしてはニューヨーク市場の開始と終了時が特に重要視される。
- 利確の目標位置は、前日の最高値や既存のレジスタンスラインを基に設定される。
- 損切りの設定は直近の最安値やMAラインの割れ目を基準にして行うことで、リスク管理が図られる。
- トレードのエントリーはローソク足が完全に確定した後に行うことで、誤った判断を避ける。
- 使用される時間足は5分足であり、この短い時間枠でトレードの判断が下される。
- MA ADXの色変更はトレードのシグナルとして非常に重要であり、色によってトレンドの方向が判断される。
- 高い時間足のデータは参照されず、使用される時間足でのデータに基づいてインジケーターの強弱が判断される。
- 資金管理の一環として、損切りルールは厳格に守られることが強調されており、これが資本保護に寄与する。