FXで日足しか見ないで「勝つ」最強シンプル手法
FX取引で日足メインで取引をしたいデイトレーダー、スイングトレーダーで手法が定まらない、どんな手法があるのだろうと思っている方。
この記事では2つのシンプルな「デイトレード」「スイングトレード」を日足メインでの手法を紹介しています。手法は人によって合う合わないが必ずありますが、貴方に「合った」手法かもしれません。
日足のみの戦略としてデイトレードではインジケーターは1つも使いません。大きな時間足ほどシンプルに勝てるようになっているのがFX。
厳密にはローソク足もインジケーターの1つですが、オシレータ系は一切使いません。物凄くシンプルなのでEA化もしやすいと思います。
スイングトレードではGMMAを使った解説をしています。
日足を使うメリット
日足だけを使ったデイトレード手法
日足だけを使ったスイングトレード手法
日足チャートを見るメリット
①.トレンドの判断がしやすい
日足チャートを使用することで、長期的なトレンドをより正確に判断することができます。また、短期的に見ても、日足チャートでエントリーポイントを探すことができます。
②.ノイズが少なく分析しやすい
日足チャートは、1日の相場の動きを一目で捉えることができるため、大きなパターンを見つけやすく、ノイズが少ないので、分析がしやすいというメリットがあります。
③.リスク管理がしやすい
日足チャートを使用することで、トレードを長期的に見て、リスク管理を行うことができるため、トレーダーのポートフォリオ管理がしやすくなります。
④.マーケットの周期性を理解できる
日足チャートを使用することで、マーケットの周期性を理解することができます。金融市場はサイクル的に動いているため、日足チャートを見ることで、長期的なトレンドや相場の状況を正確に把握できます。
日足しか見ないシンプル手法「デイトレード編」
手法としてはシンプルで、前日日足の高値or安値を更新していくのに飛び乗る手法です。
「単純すぎる」と思った方はもう少しお付き合いください。この手法の細かい部分をお伝えしていきます。
前日の日足の逆側への更新だけエントリーする
前日の日足が陽線で確定しているとき狙う方向は前日日足の最安値ブレイクです。ようは「売り」を狙うということです。
反対に前日日足が陰線で確定しているとき狙う方向は前日日足の最高値ブレイクです。ようは「買い」を狙うということです。
では画像で見てみましょう。
青い〇で囲ている部分は条件に合致していないところです。
緑の〇で囲っている場所が条件に合致している場所です。
前日の足の逆にしっかりと伸びていることが分かります。ではどういったエントリー方法でリスクリワードはどれぐらい狙うのか解説していきます。
注文は全てIFO注文で完結する
では緑〇の1つめの部分で解説します。
前日日足が陰線なので「買い」エントリーになります。そしてエントリーポイントは前日高値の30pips上にIFOで注文を入れておきます。
何故30pipsなのかというと10pipsや20pipsほどではブレイクの騙しとしてあるからです。
30pipsも更新すれば流石に抑え込む勢力はいなくなり反対に損切りや新規の買い注文でグンと伸びやすいです。
画像では前日高値よりも160pipsほどで上昇が止まりました。しかしこの手法はデイトレードで翌日に持ち越さない
「瞬間的な勢いを狙った手法」なので堅実に利益確定場所はエントリーポイントの場所よりも30~50pipsで決済注文を入れます。
損切り位置は30pipsにIFOで注文を入れておきます。リスクリワードは1:1.6ぐらいになります。
そこまで良いリワードではありませんが。勝率は良いので年間通してEAで回しているとプラスになります。
手動だとしても毎日IFOで注文設定を変えるだけなのでとても楽です。
IFOとは新規注文と同時に、その新規注文が成立した際に初めて有効になる2種類の決済注文( 利益確定のための「指値注文」と損失限定のための「ストップ注文」)を全てワンセットで出すことができる注文方法なんだ。
売りの場合「例」
前日の日足が陽線で確定しています。なのでIFO注文で最安値よりも30pips下に新規注文を入れておきます。
利確位置は50pips、損切り位置は30pipsです。
この時日足だけ見ると勝っていますが、実はストップ狩りされて下に伸びている取引でした。
内容を1時間足に切り替えて見てみましょう。
1度目の注文が約定されてメールが届いた後すぐにストップにかかったメールも届きました。
画面を確認すると新規注文が約定されてから少し下に伸びたのですが利確には掛からず。結局は騙しになった形になりました。
30pips下に注文を置いていても騙しになるということが理解できたかと思います。FXで勝率100%は絶対にありえないのです
ストップ狩りされたので再度同じ位置に新規注文をIFOでセットし直し、1度目の負けを踏まえて利確位置はエントリーポジションから60pipsにセットしました。
注文が約定されないことも多いですが。この日二度目の約定がされ見事に60pipsの利益を確保できました。
1度目の取引と合わせると+30pipsになった取引です。
負けパターンのために1時間足チャートを出したが、日足しか見ないでOKだ。負けてもIFO注文入れなおすだけだ!
このように取引回数が増えれば増えるほど獲得pipsは積み重なっていき、複利でロット数も上げていけます。
手法のデメリット
この日足しか見ないで取引を行うやり方にもデメリットはあります。
まず取引回数が少ないことが挙げられます。
これは日足を軸に取引ポイントを決めているので仕方ないことではありますが、
毎日エントリーポジションを持てるわけではないので月に10回以下という取引回数です。
しかも日足を軸にしているのに手法はデイトレードなため獲得pipsも日足の手法としてはかなり少なく
複利で増やしていくには年単位で時間がかかります。
これはEA化して放置。裁量スキャでも稼ぐのが理想だな
シンプルなデイトレード手法を知りたい方はこちらもどうぞ
日足しか見ないシンプル手法「スイングトレード編」
この手法は日足チャートで確認できる「レジスタンス&サポートライン」を使った取引になります。
使うインジケーターは「GMMA」だけです。
すこし人によっては見方が変わってくる裁量の部分がある手法だが、練習すれば感覚は掴めるはず。
手法のやり方としては「レジスタンスだった場所」を確定させ「反転サポートされる場所」でエントリーポジョンを持つといった手法だ。
この手法も日足しか見ないで取引を行う手法だがポジションの保有時間は
「3〜10日」とスイングトレードとなっている。
では画像を見ながら詳しい解説を行う。
まずGMMA短期が束になっており拡散したとき、レジスタンスとして意識されていたラインが確定する。1つ前のローソク足実体にラインを引いた。
この時人によっては1つ前じゃなく2つ前のレジスタンスじゃないの?と思う筈
その考え方は正しくて、どれだけ多くのトレーダーが意識しているかでレジスタンスが機能するかしないのかが分かれてくる
トレーダーそれぞれ見ている時間軸も違うし意識しているポイントもズレているって事
なのでこの時のレンジブレイクのサポート転換のラインの引き方として正しいのは
これが正しい引き方だ。ピンポイントで引く人が多いレジスタンスラインやサポートラインだが、気になるポイントが近くに複数あればそれらをがっつり囲い込むぐらいの太いラインを引こう。
エントリーポイントはシンプルでこのサポート転換になるであろうラインを1度「上に抜ける」、そしてまたラインの下に戻ってきたらエントリーになる。
画像では「売りエントリー」だということが分かる。
このラインを上に抜けてきたらIFO注文でラインの「下」に新規注文を入れておく。
出来ればアラートが鳴る機能を設定しておこう。そうすれば万が一見逃すことも無いだろう。
損切り位置は髭先、ではなく。ラインの上の部分になります。
理由については下で明記します。
1度上抜けして騙しで下に戻ってきたのに再度このラインの上に到達するようなら下にいく力がないからです。
サポートラインとして弱いと考えられるし、手法の考え方としてロングで釣られたトレーダーの損切りと新規の売りポジションが合わさって下にこれから行くだろうと考えてのエントリー根拠だからです。
もう1度ラインの上に到達はありえないと考えているわけですね
利益確定位置はラインを上抜けることになった陽線の最安値にしておきます。
リスクリワードは1:2程のエントリーポジションになりました。
IFO注文で新規売りポジションが約定されてから1週間ほどで利確決済されました。この時の獲得pipsは220pipsです。
ロングエントリー例
次はロングエントリーしたときの例です。レジスタンスラインorサポートラインさえしっかり見えてくれば間違うことのない手法なのでしっかりと考えて画像を見てください。
この画像はショートエントリーを説明したときの画像ですが、短期のGMMAが長期GMMAよりも上に抜けて拡散しています。
この時の気になるレジスタンスポイントはどこでしょうか?少し考えてみてください。
ポイントは1つじゃないぞー
レジスタンスとして機能してそうなポイントは4つ見えます。この4つのポイントが位置として近いのでここに太いラインを引きましょう。
このように太いラインが引くことが出来ます。ではこのサポートラインが機能すると仮定して同じような条件でエントリーしていきます。
ラインを下抜けし(この時髭ではなくローソク足実体で抜けていてもOK)たので、IFO注文で新規の買いポジションを発注した。
そしてこの時のリスクリワードはだいたい1:1.6
この時の獲得pipsは200pipsです。ポジション保有時間は1日半ぐらいでした。
手法のデメリット
デメリットとして挙げられるのが1度負けてしまうと、次のエントリーまでに時間が空くので「早く取り返したい」という気持ちが強くなり。条件にない位置でエントリーしてしまうということです。
これをなくすためにはしっかりと資金管理を行い。失ってもよいと思える金額に取引数量を抑えることが大切です。
例えば資金が10万円ならば失っても痛くもかゆくもないと思える金額は(人によって感じ方は違います)1000円~3000円の間でしょうか。
これは資金に対して1%~3%ということになりますね。
損失許容額をしっかりと最初に決めてエントリーポジションからストップラインまでのpipsを計算し。
注文する取引量を決めておきましょう。
二つ目に挙げられるのが解説でも書いている。サポレジのラインの引き方です。
ここは少し裁量性があるため人によっては引き方が少し変わったりします。するとローソク足が上抜けや下抜けの判断がズレる原因になりかねないということです。
対策としては自分が思う太い線よりももう一回り大きめなサポレジラインを引いておくことで、対策できるかと思います。
fx日足しか見ない【まとめ】
- FX取引において日足を主に使う手法はシンプルで効率的であり、複雑な分析が不要になる。
- 日足チャートを利用することで、長期的なトレンドの判断が容易となり、より安定したトレードが可能になる。
- 日足は1日の市場の動きを示すため、ノイズが少なく分析がしやすいことが特徴である。
- リスク管理が行いやすく、より計画的で安全なトレードが実現する。
- マーケットの周期性を理解するためには日足チャートが有効であり、長期的なトレンドや相場の状況を正確に把握できる。
- デイトレードでは、前日の高値または安値を更新する方向にのみエントリーすることで、不要なリスクを避ける。
- IFO注文を活用することで、新規注文と決済注文を一度に設定し、取引の自動化が可能になる。
- スイングトレードではGMMAを用いてレジスタンスとサポートを基にトレードするため、より精度の高いエントリーが期待できる。
- 日足取引におけるリスクリワード比は通常1:1.6以上を目指し、安定した収益を得るための重要な指標となる。
- 取引回数は少ないが、確実なトレード戦略により勝率は高く保たれる。
- EA(自動取引システム)の導入により、日常的な取引の手間を削減し、効率的な資金運用が可能になる。
- 動かせる資金に対して1%から3%のリスクを設定することで、資金管理を厳格に行い、大きな損失を防ぐ。
- 損切り位置と利確位置を適切に設定することが成功のカギであり、事前に計画を立てることが重要。
- 一度のトレードで大きなリターンを狙わず、コツコツと資金を増やすことが長期的な成功につながる。
- 日々のチャート分析が不要となるシンプルな手法は、精神的な負担を減少させ、一貫したパフォーマンスを維持するために有効。
日足だけを見た手法を2つ紹介しました。2つともシンプルな手法ですがとても理にかなったトレードだということが分かるかと思います。
しかし勝率はそこまで高くありません大体60%前後です。
すべてのトレードがリスクに対してリワードの方が良いので資金は増えていきます。
大切なのは資金管理で、失ってもよいと思える取引量を常に心がけておきましょう。
日足トレードはマラソンと一緒です。少しずつ確実に増やしていきましょう焦ってはいけません。